〜『犬』を知ろう〜

犬とのコミュニケーション

  • 犬にも本能と理性があります。その犬種がなんのために改良されてきたのか、理解しておきましょう。
  • 理解力は犬種さまざま、個体さまざま。同じ犬種でもおまぬけちゃんな子もいれば、こちらがびっくりするほど人顔負けの賢い子もいます。「うちの子はこの犬種だからこう」と決めつけてしまうと問題行動の原因になります。
  • 犬は集団生活をする動物。独りは不安。お留守番をしてもらうときは安心できる環境を整えてあげましょう。
  • ベタベタしすぎるのは分離不安の元。適度な精神的距離を保ちます。体は小さいですが、1年経てば立派なおとなです。おとな同士の付き合いをしましょう。
  • テンションが上がることや、長時間歩き続けるのは精神衛生上よろしくありません。特に幼犬は自分でコントロールできないため、終わった後にぐったりすることも。飼い主が管理してあげます。
  • 慣れてない犬の真正面で顔をのぞきこむのは厳禁です。慣れてきたら家族のみ可。
  • 犬は家族がいればそれでいい動物。無理やり知らない犬と会わせるのは怪我の元。コミュ力抜群の犬もなかにはいますが、基本的に犬は初対面の子に興味ありません。仲良くなってほしいわんちゃんがいるときは、なるべくロングリードでわんちゃんが自由に動ける状態にしてあげてください。よく犬の表情と相手の表情を見て、どちらかが嫌がってたらケンカする前に離してあげないと大変なことになります。
  • 散歩は、家族での移動なのだと意識し、犬をコントロールすること。犬の行きたい方向に任せていると、散歩主を忘れて『引っ張り』が起こり、さらにはリードが切れたりなどで迷子の原因、最悪死亡事故にもなり、引っ張りは百害あって一利なしです。
  • 抱っこなど、イヤと言えばやめて、やって欲しいと飛びつけばやってあげる、ようなことをしてると、それは優しさでもなんでもなく、ただの犬の言いなり。犬の言いなり生活は散歩同様、百害あって一利なしです。
  • 犬の会話はボディランゲージ。全身でコミュニケーションをとります。愛犬が今どんな心理なのか?汲み取ってあげることが信頼や絆につながります。
  • 食べること大好きな子がほとんど。食べ物ならなんでも食べてしまうので、特に中毒を起こす食べ物に注意します。
  • インターネットなどの具体的なしつけ方法は鵜呑みにしてはいけません。人それぞれの環境の違いがあるように、問題行動の原因も千差万別。軽くネット上のやり方を真似してしまうと悪化してしまう恐れが。個別にプロに相談しましょう。